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【ネタバレ】第6話 終わりの始まり【目覚めし五つの種族・エテーネ村のお話】


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 村にたどり着いた私たち。

 

 そこには、信じられない光景が繰り広げられていた!


 

 村が・・・・・燃えている・・。

 

    人々は死に絶え。

 

 魔物の蹂躙は容赦なく続いた。

 

 

 魔物の一匹がこっちに気づき。

 

 その攻撃がこちらに!

 

 レスタの方向に向かって行った。

 

 

 シンイが叫ぶ

 

 レスタは気づくけど・・・。

 

 

 

 大きな火球がレスタに迫ってくる!

 

 

 ダメ、間に合わない!

 

 

 レスタぁぁぁぁ!

 

 私は何とかレスタを助けようとして飛び出したけど。

 

 魔物の攻撃は容赦なく彼をめがけていく。

 

 

 

 攻撃が当たるその瞬間。

 

 

 不思議な光が、弟を包み込んでいた。

 

 私は、その瞬間嫌な予感がした。

 

 このまま、弟が消えていくんじゃないかと・・・・。

 

 私は、弟に向かって走り出す・・・・。

 

 

 彼の手を引っ張り上げるために。

 

 

 レスタ!!

 

 レスタ・・・・。

 

 レスタ・・・・。

 

 レスタ、レスタ、レスタ・・・・!

 

 行っちゃヤダ!

 

 

 私は、走った。

 

 弟を、失うのが怖かった。

 

 その手をつかもうとしたその瞬間。

 

 

 レスタぁぁぁぁぁ!!

 

 

 レスタは、光の中に消えていった・・・・。

 

 

 消えた弟の後を呆然と見つめながら私は佇んでいた。

 

 魔物の攻撃が止まないまま。

 

 逃げることも忘れて・・・・・。

 

 

 空には奇麗な月が出ていた。

 

 そこに人影があるのも気づかづに・・・・。

 

 

 

 そして私は・・・・・・。

 

 

 

 かの物は言う。

 

 

 かの物は語る。

 

 

 守り神は、何を思うのか。

 

 

 レンダーシアを黒い霧が覆う

 

 

 無残に転がる骸

 

 

 その魂はいったいどこに行くのであろうか。

 

 

 そして、彼女は目覚めた。

 

 そこは、どこにあるのか分からない。

 

 自分がどうなったのかもわからない。

 

 ただ一つ、声の導きを辿るままに。

 

 彼女は、進んだ。

 

 

 私は、どうやら死んだらしい。

 

 おそらく、神々と言われる者たちがそう言っていた。

 

 でも、何かの使命があるから生き返るようだ。

 

 神々と言われる者たちがそう囁いた。

 

 それも、人間ではない他の種族へ・・・・。

 

 どうしてそうなっているのかは分からない。

 

 

 いわゆるこれが転生ということなのだろうか。

 

 言われるままに、ただなすがままに私は銅像の前に立っていた。

  

 自分の意思がそこにあるのかは分からずに。

 

 

 なんで、これを選んだか。

 

 今となっては私にもわからない。

 

 弟を失ったのが、故郷を失ったのがショックだったのか。

 

 そのようなことを考えていたら、神々は言った。

 

 これから必要になるものを授けると。

 

 

 

 これがなんなのかは私にはわからなかった。

 

 でも、何かすごく大事なものとなることだけはわかった。

 

 神々たちが私に様々なことを伝え終えたら、急に眠気が襲ってくる。

 

 そして私は、再び意識を失っていった。

 

 この先は、どうなったかわからないから。

 

 ただ、一つ

 

 ここから私は運命の輪が回り始めた。