【本棚】「先王ゾルトグリンの日記」を読んでみた
古代のオルセコに行ったときに見つけた王様の日記。
ちょーっと拝見して・・・。
「・・・・愛しき妻ララリアよ。
お前が逝ってから、我は老いてしまった。
ドランド王国は強い。
毎夜のように軍略を巡らせたが、あの堅固なる城を攻略する手立てがない。
このままでは、子らの世代に戦争を継がせることになってしまう。
それだけは何としても避けたい。
ギルガランは我の思い描いた夢のままに芯のある強きオーガとなった。
そして・・・、長くは生きられないと言われたグリエは今も弟を優しく支えている。
我はあの子に酷いことをした。
それなのにすべてを許し慈しむ心根は・・・・・。
お前によく似ている。
我は息子らに平和を遺したい。
そのための手立てを一つだけ見つけた。
雄峰ランドンの山頂に眠る戦神が、人智を超えたチカラを与えてくれるとの古き言い伝え。
我はこの言い伝えをたどって戦神の守護者に会いに行く。
息子らに平和を遺すための力をくれるなら、神にでも悪魔にでもすがろうではないか。」
愛する家族への想いが暴走したのよねぇ。
おかげで、苦労しましたけど!
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